カトリック教徒が圧倒的多数を占めるここグアム。キリスト教にまつわる行事が数多くありますが、12月8日のOur Lady of
Camarin Day「カマリン婦人記念日」もその1つ。
例年1万人くらいのカトリックアガニア大聖堂に集結します。グアム全体の人口が約16万人ですから、その規模の大きさがわかりますね。最後にグアムの神秘、カマリン像が司教達によって大事に守られながら行進します。
しかし今年は新型コロナウイルスの影響で、盛大な行進はなく、カマリン像は静かに島内の各村を訪ねました。
言い伝えによればこのカマリン像は、数百年前にグアムの南部のメリッソ村の海岸で漁師により発見されました。漁師は、大きな蟹の上に多くのロウソクとともに乗っていたこの像を、教会に奉りました。その後何度も盗まれたり、保管されていた教会が台風の被害を受けたり度重なるトラブルに見舞われました。しかし必ず無事に発見され、そのため「生存のシンボル」のように人々から慕われるようになりました。
カトリック教徒の一人は「今年はコロナでやむを得ません。来年はワクチンが完成して、また盛大な行進ができるでしょう」と地元メディアに話していました。
謎と神秘に包まれたカマリン像の伝説、来年はみなさんもハガッニャに足を運んでみませんか?
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